もう、かれこれ16年も前のことですか。
中野サンプラザの開館記念として、5年毎にロックオペラ・ハムレットが上演されていたのですが、私が観に行ったのは1998年5月で、開館25周年だったそうです。
主演はPENICILLINで、その5年前の上演はX JAPANのToshiさん。
その前がジョー山中さんで、さらにその前は桑名正博さんだったそうです。
まあ、そんなことはともかく、私が観に行ったこの時、私はPENICILLINも、Kiyoshiくんも生で観るのが初めてで、とにかくハラハラドキドキしました。
そもそも、PENICILLINを知ったのは、この約1年前で、ファンになったのはほんの3ヶ月ほど前だったんです。
というわけで、生でこの公演は観たのだけど、ストーリーは殆ど把握できてなかったの。
ビデオは買ったけど、Kiyoshiくんしか観てないし。
でも、曲はものすごく気に入っていて、この公演用のイメージサントラは、今でも私の一番のお気に入りのCDです。
で、Amazonでレビュー見てたら、DVD化して欲しいという意見があって、私も大事なビデオなので、自分でHDDに取り込んでからDVDに保存しておこうと思い、やっとそれを実行できたというわけです。
で、まあ、今朝コンビニの深夜勤務から帰ってきて、ビデオテープをHDDに取り込むべく、再生しながら観てました。
そうしたら、もう、15年前のあの感動がよみがえり、PENICILLINのメンバーの迫真の演技と哀しいストーリーに、久々に号泣しながら観てしまいましたよ。
いやはや、さすがシェイクスピアですね。
もう、後半なんて涙なくしては観れないですよ。
父親を殺され、母親を奪われ、恋人は狂乱の上に入水自殺してしまった王子ハムレット。
身分の違いゆえに諦めなければならなかった恋人に誤って父親を殺され、気が狂ってしまったオフィーリア。
そして、何もしてないのに、父親を殺され、妹は気が狂った末に自殺してしまって怒りと哀しみに狂うレアティーズ。
さらに、親友を思い、親身になるホレーシオ。
そして、怒り、憎しみ、苦しみ、哀しみを表すかのように響き渡るKiyoshiくんのギターの音!!
いや〜、マジ泣きました。
実際に生で観てるので、あの時のことが昨日のことのように蘇り、さらにPENICILLINはラジオもずっと聴いてたし、LIVEも何度も行ってるので、あの演技が伝わってくるんですよね。
まあ、ファンじゃない人とか、本格的なミュージカルを観てる人とか、シェイクスピアはイマイチな人にはなかなか伝わらないのかもしれませんが、私にとっては物凄く大切なビデオです。
劇中では、父親を毒殺で殺されてから2ヶ月も経ってないという設定のハムレットと、現実にはhideちゃんが亡くなってから一ヶ月経ってなかったKiyoshiくんとがダブってるところもあって、さらに感情移入もひとしおっていうのもあります。
う〜ん。
でも、Kiyoshiくんがかっこいいので、ぜひ、観た事ない人は観てみて下さい。
まだ、Amazonでビデオテープが手に入りますよ。
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